RoHS指令に基づいた有害物質分析・試験
有害物質分析・試験結果を基に、RoHS指令の検査報告書を作成
電気・電子構成部品、電気・電子機器、電気・電子製品の廃棄物が増加していることから、これらに使用されている有害物質について規定する規格の重要性がますます高まっています。RoHS指令およびRoHS指令に相当する各国の規制では、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、難燃剤、フタル酸エステルなど、さまざまな有害物質の使用量が制限されています。
テュフ ラインランドは、メーカーおよび輸入事業者向けに、製品および販売する市場に適用される規格に基づいた効率的で信頼性の高いRoHS試験サービスを提供します。
RoHSに関する長年の経験と知見をもった専門家が世界各地のニーズに対応します。
第三者検査機関であるテュフ ラインランドの分析・試験サービスは、RoHS指令およびRoHS指令に相当する国際的な規制に基づいた製品の適合性を証明することができます。これにより、企業として法的義務を果たすことができ、顧客やビジネスパートナーから一層の信頼を得ることができます。テュフ ラインランドが提供するワンストップサービスの活用で、競争力の強化および市場機会の拡大につながります。国際規格に基づいて行う試験を受けることで、企業としての取り組みを明確に示すことができ、さらには人および環境の保護に貢献することができます。
RoHS指令に基づいた製品試験
テュフ ラインランドでは、蛍光X線分析によるスクリーニング法と精密分析法を組み合わせて、材料および製品に含まれている規制物質または有害物質の含有量を専門家が正確に測定します。
RoHS指令は、直流または交流1,000ボルトを超えない電圧で使用するよう設計されているすべての電気・電子機器を対象としています。RoHS指令では、電流または電磁界に依存する機器を対象としており、また、そのような電流、電磁界を発生、伝導、測定するための機器にも適用されます。
電気的機能が製品の主要機能でない場合でも、RoHSによる規制対象となり、ケーブルも規制対象になっています。ソリッドケーブルに加えて、電気・電子機器には含まれない外部ケーブルも(例:プラグ無しの未処理ケーブル)、RoHS指令の要求に適合する必要があります。
2019年7月からは改正RoHS指令の適用が開始され、規制対象物質に4種類のフタル酸エステル類が追加されています。さらに、改正RoHS指令により、2021年7月22日から医療用機器および監視・制御機器も規制対象となっています。
RoHS指令で使用制限されている物質
RoHSで定められている最大許容濃度は、製品に含まれている単一の均質材料に適用されます。均質材料に対して下記有害物質の含有量が0.1重量%を超えることは禁止されています。
- 鉛
- カドミウム(最大許容濃度0.01%)
- 水銀
- 六価クロム
- ポリ臭化ビフェニル(PBB)
- ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
- フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)
- フタル酸ブチルベンジル(BBP)
- フタル酸ジブチル(DBP)
- フタル酸ジイソブチル(DIBP)
長年の経験を活かした製品試験を実施
業界の枠を超えた製品試験に関する長年の経験をいかし、テュフ ラインランドは、ワンストップで適切かつ柔軟なサービスを提供することができます。試験は、常に現行のガイドラインに基づいて実施されます。また、国際的な製品認証・登録に関して専門家がサポートし、新市場の開拓を支援します。
RoHS試験についての詳細はお気軽にお問い合わせください。
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