放射性物質含有検査サービス
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申し込みとサービス内容
テュフ ラインランドの放射性物質分析ラボラトリーでは、セシウムをはじめ、ストロンチウムやプルトニウム等の分析が可能です。
サウジアラビア・クウェート等中東諸国へ輸出される製品については各国当局の通達により放射性物質の検査が義務付けられています。テュフ ラインランドでは、放射能測定の受託および証明書の発行が可能です。
サービス提供の背景について
東京電力福島原子力発電所における放射性物質漏洩事故の結果、環境放射能および製品等に対する放射能汚染への懸念が大きな社会的問題となっています。これを受け、テュフ ラインランド ジャパンでは、放射線量と表面放射能汚染の測定サービスを2011年3月より開始いたしました。また現在はサンプルによるラボ試験に加え、製造業者のための放射能防護システム構築支援サービスも開始しています。
テュフ ラインランドの放射能検査サービスは、専門知識と経験、技術を生かした計測により、安全である製品を証明するとともに、海外への放射能問題の波及を防ぐことを目的としています。製品の放射能汚染について正確に評価することにより、関係各所に対するリスクを最低限に抑えることが可能となります。
1. サービス申し込み
2. 放射線量の計測
3. 放射線量の計測と製品その他の表面放射能汚染度の測定
4. 食品、水、その他バルク状物質のサンプル検査
5. 防護コンセプトの開発
6. 放射能防護測定プロセス認証
7. 測定セミナー、トレーニング
8. 個別ソリューション
1. サービス申し込み
ご希望のサービス申込書をご記入いただき、電子メールまたはFAXにてご送付ください。
放射線量・表面放射能汚染測定サービス
放射性物質含有試験(サンプル分析試験)ゲルマニウム半導体検出器
- まずは、 放射性物質含有試験 申込み手順 をご覧ください。
- 放射性物質含有試験申込書 ダウンロード
2. 放射線量の計測
これは、外部のガンマ放射線量計測を専用の機器で実施するもので、一般的にはマイクロシーベルト/時に換算されます。
サービス内容
- オンサイトでの計測
- 計測結果報告書を発行
備考:2011年4月15日付けの欧州委員会ECURIE (European Community Urgent Radiological Information Exchange: EC放射能情報緊急情報交換会)の発表では、日本から入港する船舶あるいはコンテナの最初の放射能汚染検査における放射線量のしきい値として、0.2 µSv/hを推奨しています。
3. 放射線量の計測と製品その他の表面放射能汚染度の測定
放射線量計測に加え、計測対象について、表面の放射能汚染を測定します。一般的にはベクレル/ c㎡ に換算されます。この数値は、包装・梱包や製品、あるいは職場環境等について放射線量や表面放射能汚染を把握するために有効です。
サービス内容
- オンサイトでの計測(2種類の計測機器を使用)
- 計測結果報告書を発行
備考:IAEA(国際原子力機関)の放射能物質の運搬に関する安全基準によれば、物体の包装表面の非定着汚染度について以下の制限値が設けられています。
(a) 4ベクレル/ c㎡ : β線、γ線放射及び低毒性(low toxicity)のα線放射の場合
(b) 0.4ベクレル/ c㎡ : その他のα線放射の場合
テュフ ラインランドでは、日本から輸出される貨物については、上記のIAEAによる基準を放射能汚染レベルを評価するための参照値として使用する予定です。
技術ミーティング:
計測後、課題に関する対策や改善の可能性について、ご希望によりミーティングの形式で実施可能です。
4. 食品、水、その他バルク状物質のサンプル検査
食品、飲料については、残留放射能についての明確な基準値が存在しています。これは一般的にベクレル/kgに換算されます。テュフ ラインランド ジャパンは、これらの放射能数値の測定も可能です。
分析には、ヨウ素131、セシウム134およびセシウム137など主要なガンマ線放出核種が含まれます。ストロンチウムなど、このほかの核種についてはご希望により分析可能です。詳細は、以下の表をご覧ください。
備考: 食品の基準値については2012年4月1日より施行された新基準値を参照します。
放射性セシウム・ヨウ素の分析 | |
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試験方法 | ゲルマニウム半導体検出器による精密分析 |
必要日数 | サンプル受領から標準7営業日 |
必要数量 | 放射性物質含有試験 申込み手順 をご参照下さい |
費用 | 18,000円(税別)~ |
放射性ストロンチウムの分析 | |
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試験方法 | 文部科学省 放射能測定法シリーズ2 放射性ストロンチウム分析法に基づく |
必要日数 | サンプル受領後8週間 |
必要数量 | お問合せ下さい |
分析料金 | お問い合せ下さい |
放射性プルトニウムの分析 | |
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試験方法 | 文部科学省 放射能測定法シリーズ12 プルトニウム分析法 または 文部科学省 放射能測定法シリーズ28 環境試料中プルトニウム迅速分析法 |
必要日数 | サンプル受領後8週間 |
必要数量 | お問合せ下さい |
分析費用 | お問い合せ下さい |
5. 防護コンセプトの開発
放射能事故に対して必要な対策をタイムリーに講じることができるよう、従業員や市民を放射能被害から守るため、製造のすべてのプロセスにおいて放射能汚染を評価・管理するコンセプトの構築を支援します。
6. 放射能防護測定プロセス認証
これは、製造現場における放射能測定方法やプロセスを評価、認証することにより、測定値の一貫性と有効性を保証するものです。「Radiation Protection and Control Monitored by TÜV Rheinland (放射能防護測定について、テュフ ラインランドが確認)」と記された認証書により、施設や製品自体の放射能レベルが、参照規格にしたがって管理されていることを、対外的に示すことができます。
7. 放射能測定機器の操作、測定値解釈: 企業内トレーニング、セミナー
福島原子力発電所における放射性物質漏洩事故以来、日本の企業、公共団体は、放射能管理のため、独自で放射能測定機器を使用するようになりました。現在、そのような測定機器の使用方法、また測定値の解釈について、多くのお問い合わせ、サポート依頼をいただいています。実際に測定機器はメーカーやモデルによって、感度、測定結果が大きく異なります。
テュフ ラインランドは、様々な機器、装置を使って測定しており、その豊富な経験から、個々の装置について、使用目的に応じた個別の技術ガイダンスを行うことが可能です。お客様のご希望に応じて、短期集中の企業内セミナーやワークショップを開催いたします。放射能防護に関する技術人員の育成、知識の強化にお役立て下さい。
8. 個別ソリューション
上記の放射能測定関連サービスを組み合わせ、お客様のニーズに沿ったサービスを提供します。
ご留意いただきたい点
放射能汚染測定に関する社会的要請の内容や、海外当局からの日本産製品に対する検査の要請・その基準については現時点において極めて流動的であり、本サービスも何らかの明確な基準に則ってそれに対する適合を認証するものではございません。
従いまして弊社は、当面の間、本サービスをそれら外部の状況変化に応じて柔軟かつ適切に運用していく方針でおります。よって、サービスの内容が十分な予告期間を経ずに変更される可能性がありますことを予めご了解下さい。
学校・教育施設における放射能検査サービスも提供しています
お子さまの安全な学校生活のため 専門家として測定・アドバイスを行います
第三者検査機関として適切な検査を実施し、数値結果を報告します。
保護者ならびに教職員の皆様の、今後の対策に活かしていただければと存じます。
具体的には次のような内容をご希望に応じて対応させていただきます。
サービス内容
敷地内の放射線量測定(シーベルト/時の精密測定)と敷地内で放射性物質の沈着が疑われる場所の表面放射能測定(ベクレル/cm²の精密測定)
敷地内から採取したサンプル(土壌・水など)の放射性物質含有量測定(ベクレル/kgの精密測定)ガンマスペクトロメーターを使用して計測します。
測定データに基づく推定被爆量の計算
施設に適した放射能防護システム構築のご提案
放射能問題のご懸念等がございましたら、ご遠慮なくお問合せください。
ご希望がございましたら、貴校におうかがいしてご説明させていただきます。
国際規制情報
国際規制情報では、世界の規制・国際規格に関する最新情報を英語で提供しています。
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