産業機械の評価および検査
産業機器の操作安全性と効率を最適化
生産する製品を問わず、機械の停止を最小限にして、可能な限り安全に機械を動かす必要があります。テュフ ラインランドは、これらの目標を達成するために幅広いサービスを提供しています。専門家によって発行された第三者検査機関のレポートと承認は国際的に認められており、安全な作業環境と高い品質基準に対するコミットメントを示しています。
機械の欠陥や故障を減らし安全と持続性を確保することを目的として、適用規格に基づき評価を行います。
テュフ ラインランドは、ノーティファイド・ボディ(公認機関)および機械類の認定試験所として国際的な評価を得た信頼できるパートナーです。経験と専門知識をいかして機械の安全性および品質の向上をサポートします。
詳しいサービス内容についてぜひお問い合わせください。
テュフ ラインランドの機械検査のメリット
中立的な第三者認証機関としてのテュフ ラインランドの認証は世界中で認知されています。安全規格の要求事項を満たしていることを証明し、文書化の手間を削減できます。メーカーへのセールスポイントとなるだけでなく、競合他社に対する優位性をもたらします。また、欠陥や危険、トラブルの回避にもつながります。
テュフ ラインランドのグローバルな機械評価サービスは、EU機械指令から米国のOSHAまで幅広い国際規格・規則に基づき、お客様の仕様に合わせて、機械を試験・認証します。新型、中古および改造機械に対する安全規制は国や地域、国際レベルで絶えず変化していきますが、テュフ ラインランドのサービスをご利用いただくことで、こうした規制の状況を常に把握することができます。さらに、機械の適合性を確実なものとする点においても大きなメリットがあります。
試験および評価サービスの対象機械
- 包装機械
- 充填機
- 射出成形機
- 圧搾機
- 木工機械
- 印刷機および抄紙機
- 半導体製造装置
- ロボット
- 3Dプリンター
- レーザー加工機
- 製造装置
- その他
機械指令2006/42/ECに準拠し、ご要望にも柔軟に対応
テュフ ラインランドの機械評価は欧州指令・規則に準拠しています。
- 機械指令の付属書IVに基づく、機械に関するEC型式試験
(テュフ ラインランドはノーティファイド・ボディ(公認機関)です。) - 機械指令の適用範囲に含まれる製品の適合性評価
- 機械指令 の付属書Xに準拠した品質管理システムの評価
検査はお客様のニーズと製品に合わせて実施します。
- エルゴノミクス、操作上の使いやすさ、およびサービス内容の確認
- 電磁放射(EMC、EMF) の現地試験
- 制御システムの機能安全評価
- 機械試運転の安全評価 およびエネルギー効率の評価
機械の検査以外のサポート:
- リスク分析とリスク評価サポート
- 新規開発と変更におけるサポート
さらに、マーケット・アクセス・サービスを通じて、海外市場への参入をサポートします。
- SEMI S2/S8/S23などのSEMIガイドラインへの適合評価
- 米国およびカナダ:
フィールド・エバリュエーション・サービス、ULやCSAなどの基準に基づき評価するNRTL認証やcTUVusマークサービス、ならびにUL508A、NFPA 79およびCSA C22.2 No. 14に基づくエンクロージャ認証のパネル・ショップ・プログラム - ブラジル:
NR 12に基づき材料、部品および製品を試験する適合性評価サービス - インド:
インド向けに輸出する中古機械の試験および公認技師証明書(CEC)の発行
手順は2つの簡単なステップに簡素化されています。まず、お客様からご提供いただいた、機械とターゲットマーケットについての情報に基づき、提案書を作成します。次に、必要な検査を実施し、認証またはオープンポイントおよびリペア箇所の詳細評価を発行します。
産業OTサイバーセキュリティ技術支援サービス
産業用システムの特性と、OTサイバーセキュリティの双方に精通した専門家が、お客様の環境を分析し、カスタマイズされたサービスを提供します。
IEC 62443、およびNISTのサイバーセキュリティフレームワークを中心としたOT環境の特性に沿ったリスクアセスメントサービスをご提供します。
OTサイバーセキュリティ技術支援サービスについては こちら
ISO 12100
ISO 12100は機械安全の国際規格で、「機械」や「機械の安全性」についての定義を述べた基本概念の他、「危険源の種類」、「安全方策の選択指針」、「設計によるリスクの低減」などから構成されています。テュフ ラインランド ジャパンでは、EUの機械指令への適合性評価における豊富な経験を活かし、ISO 12100に対する適合性評価サービスを提供しています。
リスクアセスメント
リスクアセスメントは機械類の安全を実現する方法として、ISO 12100で実施することが要求されており、アセスメントの原則、リスク低減策についても説明されています。日本においても旧版の国際規格と内容が整合されたJIS B 9702(機械類の安全性ーリスクアセスメントの原則)が発行されています。
リスクアセスメントは、全ての機械にはリスクが存在するという大原則に基づき、機械に存在するリスクを分析・評価する論理的なステップです。
産業用ロボット、生活支援ロボット、医療用ロボットに関する評価・認証サービス
ロボットの実用化は、産業界だけでなく、私たちの身近な生活での活用においても大いに期待されています。実用化には日本の高い技術と品質が大きく貢献しますが、国内外の市場へ進出するためには、これまで以上の安全が要求されるます。本質安全設計による方策を講じ、危険源の特定やリスクの程度などを的確に査定し、リスクアセスメントを行う必要があります。そのためには、第三者検査機関によるロボットの安全性試験や、リスクアセスメント、その他電気関連試験等が非常に重要です。
テュフ ラインランドは、多方面で豊富な知識と経験を持つ専門家を有し、ロボットの開発段階から市場投入まで、トータルにサポートします。
人間とロボットの共存型社会(サービスカタログ)
もあわせてご覧ください。
ロボット安全基準サービスについては こちら
サービスカタログ:人間とロボットの共存型社会 | 1 MB | ダウンロード |
トレーニング・資格認定制度
テュフ機械安全アドバイザー(TAA)制度
テュフ ラインランド ジャパンが、メーカーの技術者を対象に、特定(産業用装置・設備)の規格・装置に対し的確かつ客観的な判断と評価ができると認めた技術者の方を認定し、資格を与える制度です。この制度は2003年4月より導入され、これまでに認定された技術者は、装置の安全設計・製品安全審査などの分野でその知識を活かして活躍されています。
台湾TSマーク
台湾の職業安全衛生法に基づき、NC旋盤とマシニングセンタを台湾に輸入する際にTSマーク対応が求められています。機械安全に関する国際規格への適合証が申請のために必要です。
工場の安全性検証 – プロダクションラインアセスメント
生産現場での事故や生産停止を未然に防ぐためには、機械の安全性を検査すること、特に、個々の機械が連結された組立ラインでは、生産工程全体とすべてのインターフェースが安全に稼働しているかどうかを確認することが重要です。
プロダクションラインアセスメントは、独自のチェックリストを用いて、専門家がお客様の機器やラインの安全に関連するすべての側面を検査・評価するものです。
オンラインセミナー(ウェビナー)
テュフ ラインランド ジャパンの人気セミナー「CEマーキングの基本的な考え方と概要」が、オンラインセミナーになりました。約20分のコンパクトバージョンです。ぜひご視聴ください。
詳しくは こちら
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<シリーズ> エキスパートインタビュー
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