欧州向け建設資材 EN 1090認証
工場生産管理(FPC)認証
鉄鋼およびアルミ製の建築構造材をEUで販売する場合、製造者の工場生産管理(FPC)がEN1090-1に適合している必要があります。
工場生産管理の認証取得には、従業員の資格を認証するだけでなく、貴社が必要な設備を持っていることを証明しなければなりません。「適合証明書」および製造者による初期製品試験に基いて「性能宣言書」を作成し、製品が建設資材規則(CPR)(旧建設資材指令(CPD))に適合していることを証明します。それにより貴社の建設資材へのCEマーキングの貼付が可能になり、その結果、EUで販売することができます。
テュフ ラインランドは、建設資材規則(CPR)にもとづく工場生産管理のEN 1090認証を行う公認機関として、認められています。
一目で分かるEN 1090認証のメリット
テュフ ラインランドによるEN 1090認証には以下のメリットがあります。
- 欧州(EU諸国)への市場拡大
- 法的義務を満たすことによる安心感
- 基準に迅速に対応することで、欧州でアルミおよび鉄鋼製の構造材の販売が可能
- 業界トップの専門知識および経験が利用できる
EN 1090に基く認証のための要求事項
EN 1090に基づく認証の前提として、以下のような項目があります。
- 溶接要員試験
- 溶接施工法試験
- ISO 3834 (溶接品質を確保するための品質要求)に基く試験
- 工場生産管理システムの導入および継続的監視
EN 1090認証プロセス
EN 1090認証のお申込みをいただきましたら、貴社の工場生産管理システムの初期調査を実施します。
すべての必要な基準が満たされれば、工場生産認証書が発行されます。
また、EN 1090認証を継続させるために必要な定期監視サービスも提供が可能です。
建設資材規則の公認機関
テュフ ラインランドは、建設資材規則の公認機関(ノーティファイド・ボディ)の一つとして認められています。関連する欧州の整合規格または欧州技術評価(ETA)に定められた適合性評価を、公認の第三者機関として実施します。
サービスの範囲は下記の通りです。
- 製品認証
- 工場生産管理(FPC)認証
- 型式試験に基づく製品型式の判断
テュフ ラインランドは、建設資材規則の公認機関として以下の規格に基く認証を行うことができます。
- EN 10025 : 構造用熱間圧延鋼材
- EN 10088 : ステンレス鋼
- EN 10210 : 非合金および細粒鋼の熱間仕上げ構造用鋼管
- EN 10219 :非合金および細粒鋼の冷間溶接構造用鋼管
- EN 10340 : 構造用鋼鋳物
- EN 10343 : 建設用の焼入れおよび焼戻し用鋼材
- EN 13479 :溶接消耗品
- EN 15088 : アルミおよびアルミ合金
UKCAマーク
UKCAマークの新たな強制日は2023年1月1日となり、それまではCEマークを引き続き使用できます。
ただし、CEマーキングは、英国とEUの規則が同じままである地域でのみ有効です。 EUが規則を変更し、それらの新しい規則に基づいて製品にCEマークを貼付すると、2022年12月31日より前であっても、CEマークを使用して英国で販売することはできなくなります。
テュフ ラインランドはUKCAマーク取得、CEマーキングからUKCAマークへの変更のサポートを提供します。
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溶接、材料、圧力機器の検査および認証 | 808 KB | ダウンロード |
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