風力発電設備の製品認証
風力発電設備メーカーのための型式認証および部品認証
グローバル市場では風力発電に関する製品が増えており、最新の風車や部品に対する認証の需要が高まっています。製品を輸出する場合、国際規格や整合規格への適合を示す証明書が大きな役割を果たします。風力発電設備メーカーは、さまざまな認証を取得することにより、世界でのビジネスチャンス拡大を図ることができます。
テュフ ラインランドの風力発電設備および部品に対する認証サービスは、国際規格IEC 61400シリーズにもとづいています。当社は、ドイツの認定機関DAkkSによりEN 45011に従って、IEC61400シリーズにおける風力発電設備認証が可能な機関として認定されています。DakkSのウェブサイト([ www.dakks.de )で認定書の添付書類および認定スコープの規格についてご覧いただけます。さらに、ドイツの国家規制DIBtや、 そのほかGLガイドライン等の規格や規則への適合性も認証いたします。
一目で分かる風力発電設備認証のメリット
テュフ ラインランドの包括的な型式認証および部品認証サービスには、以下のメリットがあります。
- 国内外の市場参入に関する基準、法律、および規制に関する幅広い知識と豊富な経験によるサポート
- グローバルなネットワークや国際的な経験により、国内プロジェクトおよび国際プロジェクトへのサポートが可能
- 試験ラボラトリーの高い処理能力により、製品認証をスムーズに実施
- 国際認証取得により、海外へのビジネス展開をスムーズに行える
型式認証および部品認証の詳細については、テュフ ラインランドまでお問い合せください。
風車の認証方法
国際規格IEC 61400シリーズに従った風車の認証には、型式認証と部品認証があります。
型式認証
型式認証は、風車の型式が、設計条件や適用規格、その他の技術的要求事項に従って設計、文書化、製造されていることを証明することを目的としています。
風車が設計書類に則り設置、運用、メンテナンスできるという証明が必要です。型式認証は、同一の設計および製造で量産される風力発電設備に対して適用されるもので、項目として、設計、製造、適合性試験に関連する手続きと運搬、組み立て、設置、メンテナンスに関連する手続きが含まれます。
型式認証は、下記のモジュールで構成されます。
必須モジュール
- 設計基準評価
- 風車設計評価
- 型式試験
- 製造評価
- 最終評価
任意モジュール
- 基礎設計評価
- 基礎製造評価
- 型式特性計測
型式認証試験に合格すると、風力発電設備が設計仕様、規格、その他の技術要求事項に適合していることを証明する風力発電設備型式認証書が発行されます。
部品認証
風車の部品認証では、特定の型式の主要部品が、設計条件や適用規格、その他の技術的要求事項に従って設計、文書化、製造されていることを証明します。
部品認証の手続きは、主に型式認証手続きにあわせて実施されます。モジュールの内容は、実際の部品によって決まります。
部品認証は下記のモジュールで構成されます。
- 部品設計基準評価
- 部品設計評価
- 部品型式試験
- 部品製造評価
- 部品最終評価
部品の認証は、通常、ブレードやギヤボックス等の主要風車部品を網羅しています。