„日本でのインターンシップを経て入社、新たな環境で成長を続ける。“
製品事業部
太陽光発電・産業機器部 プロジェクトエンジニア
入社時配属先:電気安全ラボラトリー
入社の決め手
フランス出身です。修士課程の一環として、テュフ ラインランド ジャパンのEMCラボラトリーで、6ヶ月間のインターンシップに参加しました。もともと日本が好きでしたが、学部時代の短期留学をきっかけに、日本のポップカルチャーだけでなく、現実的な側面を知るために、実際に働いてみたいと思うようになりました。インターンシップ期間中は、業務体験や社員の方々との交流を通じて、認証試験への興味がさらに深まりました。職場の雰囲気もとても良く、テュフ ラインランドでのキャリアを本格的に考えるようになりました。インターンシップ修了後、電気製品安全ラボラトリーのテストエンジニア職で内定をいただき、修士課程修了後に入社しました。
入社前後で変わったテュフ ラインランドの印象
インターンシップでは経験できなかった試験業務全体のワークフローを学びました。見積もりの作成から試験の実施、報告書の作成まで一貫して作業する中で、その難しさとやりがいを感じました。学ぶべきことが多く、最初は少し圧倒されましたが、新しいチームにもすぐに溶け込むことができました。異なる文化やバックグラウンドを持つ人々との交流は、当時も今も貴重な経験です。
規格に基づいた試験業務は、単調で創造性も不要と思われがちですが、実際には製品の複雑化や規格の更新に対応するため、日々、試験方法の変更や継続的な改善が求められます。お客様の納期に合わせて、正確かつ効率的に試験を行い、期待される品質を維持すること、これがいかに重要であるかを実感しました。
業務での挑戦
電気安全ラボラトリー所属の際には、モビリティ事業部とのプロジェクトで、新しい試験設備の立ち上げに参加しました。業界においても新しい認証試験であったため、試行錯誤しながらの立ち上げでした。関連する製品の知見を持つ他部門のエンジニアと協働し、また、上位のエンジニアから、試験に必要な光学の知識を教えてもらいながら、試験設備を完成させることができました。
その後、立ち上げた試験設備の関西移転をきっかけに、モビリティ事業部への異動を希望し、受け入れていただきました。異動先での大阪では、同僚たちは温かく迎え入れてくれて、様々なサポートをしてくれました。プロジェクトエンジニアとしてお客様対応が増え、さらなる日本語能力向上の機会を得られたことにも感謝しています。
成長と学び
入社当時、日本で働くための日本語能力が全く足りていないことを痛感し、お客様とのコミュニケーションにおいて不安を抱くこともありました。同僚にサポートしてもらいながら日本語のスキルを磨き、今ではお客様とも良い関係を築けていると感じています。現在は産業機器部門に異動し、横浜に戻ってきました。試験について技術的な質問があるときには、すぐにラボへ足を運び、テストエンジニアに相談しています。これからも部門を越えた関わりを大切にしていきたいと思っています。
今後の目標と志望者へのアドバイス
日本で生活することは私の夢でした。その機会を与えてくれた会社にはとても感謝しています。自分にできることで会社に貢献したいという思いが強くあり、「自分の業務はここまで」とは限定しません。他部門へのサポートも、上司の許可を得た上で、積極的に行っています。これからも多様な経験を積み、会社に対して仕事で恩返しをしたいと思っています。
多くの新卒エンジニアがそうであるように、私自身も大学時代には、認証業界で働くことを考えてはいませんでした。しかし、テュフ ラインランドには、さまざまな製品やシステムについて学び、自分の技術や知識を生かし、発展させる機会がたくさんあります。さまざまな専門分野や経歴を持つ多くのエンジニアが在籍しており、必要なときにはいつでも技術的なアドバイスを得られる環境が整っています。ぜひ一度、経験してみることをお勧めします。
(取材当時の内容です *2024年11月掲載)
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