有限会社ティークラフトのポリバンスプラスチック溶接トレーニングに対し、「プラスチック溶接エキスパート認定トレーニング」として認定
Japan | 29.08.2022
テュフ ラインランド ジャパンは、鈑金塗装工場など自動車を修理する工場の技術者育成トレーニングに対し、第三者認証機関として評価し、認定する「技術者育成トレーニング認定」を行っています。
このたびテュフ ラインランド ジャパンは、有限会社ティークラフトが運営するポリバンスプラスチック溶接トレーニングに対し、「プラスチック溶接エキスパート認定トレーニング」として認定したことを発表しました。認定には、トレーニングの運営方法、管理方法、記録、施設、環境、内容、試験方法などの監査項目について評価を行います。
また、同社のトレーニングを受けプラスチック溶接に必要な知識、技術を有した技術者を「プラスチック溶接エキスパート」として認定します。
自動車修理にもライフサイクルアセスメントの一環として環境対応が求められるようになってきており、部品のリユースも重要な要素となっています。一方で、これまでのプラスチックの補修部位は、再使用時に破損することもあり、ブラスチック部品の確実な補修が求められていました。また、世界的にクラシックカーの価値が再評価されている中で、部品交換が困難なクラシックカーの補修にもプラスチック溶接の技術が多用されるようになっており、その価値が見直されています。
この度のトレーニングは、確実にプラスチック溶接ができるポリバンス社のプラスチック溶接機の原理や種類、材料の選定から部位による溶接の違いなどを技術者に理解するとともに、高い技術を習得する内容になっています。トレーニングを受講した技術者は、従来のようにご自身の技量や修練にのみ頼るのではなく、確立された技術を身に着けることができます。
有限会社ティークラフトの田中郁雄氏は、「自動車部品の多くがプラスチック部品に置き換えられ、今現在では、外装部品、エンジンパーツまでもがプラスチック素材に置き換えられています。鉄製部品と同じように補修時には確実なプラスチック溶接技術が必要になります。今回のプラスチック溶接エキスパート認定トレーニングの認定により、技術者様のサポートがより充実できることを嬉しく思います」と述べました。
また、今回の認定について、テュフ ラインランド ジャパンのモビリティ事業部部長 有馬 一志は次のように述べています。「最近の自動車は軽量化、モジュール化、安全性およびリペアビリティー確保のため、多くの大型プラスチック部品が採用されています。そして、それぞれの要求性能を満足するため、さまざまなプラスチック材料が使用されています。これらのプラスチック材料を正確に見分け適切な方法で修理する技術、すなわち今回認定した『プラスチック溶接エキスパート認定トレーニング』により、修理費用および廃プラスチックを低減し、顧客満足と今後ますます要求される環境対応の向上に大いに貢献することを期待します」。
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