三菱電機ビルソリューションズにIEC 62443-4-1およびISO 8102-20の認証を発行

Japan | 14.04.2025

テュフ ラインランドは 、2025年3月21日付で、三菱電機ビルソリューションズ株式会社の本社および開発・製造工場(稲沢ビルシステム製作所)において、産業用オートメーションおよび制御システムのセキュリティ開発ライフサイクルに関する国際標準規格「IEC 62443-4-1」、およびエレベータやエスカレータに対するサイバーセキュリティに関する国際標準規格「ISO 8102-20」の認証を発行しました。

デジタル化が進み、さまざまな業界でスマート化を実現する取り組みが加速している一方、サイバー攻撃の脅威が増大しており、セキュリティ対策は現代の製品やシステムにおいて欠かせない要素となっています。

IEC 62443-4-1では、開発ライフサイクル(設計、製造、保守)全般にわたってセキュアな産業機器を開発するための要求事項が規定されています。この規格に基づく認証を取得することで、セキュアな製品の提供だけでなく、顧客が制御セキュリティに対応したシステムを構築することを容易にします。

また近年のスマートビル化の進展に伴い、入退管理やIoT、さらにビルディングシステム内で相互に連携するデータやシステムがサイバー攻撃の対象となるリスクが高まっています。ISO 8102-20は、エレベータ、エスカレータ、動く歩道、および関連する制御機器に対して、IEC 62443-4-1に関連したサイバーセキュリティ要件が規定されています。

今回の認証について、インダストリー事業部 部長中尾 征嵩は、次のように語っています。
「ISO 8102-20とIEC 62443-4-1の認証を、三菱電機ビルソリューションズに同時に発行できたことは非常に光栄に思います。効率的でセキュアな製品開発の実現のためには、まず有効かつ強固なマネジメントシステムを導入し、そのうえで具体的なサイバーセキュリティ対策を講じることが不可欠です。第三者認証を受けることで、セキュリティマネジメントシステムの規格適合性を客観的に示し、三菱電機ビルソリューションズがこれから開発される製品に対して、さらなる市場の信頼と安心を提供できるでしょう。このたびの認証取得が、ますます発展するビルシステム業界の更なる発展に寄与するものと期待します」。

ご参考情報 三菱電機ビルソリューションズの発表資料

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