世界初、ブルー水素とアンモニア製造の認証発行

Japan | 16.09.2022

テュフ ラインランドは、サウジアラビアの総合エネルギー・化学企業アラムコと農薬大手SABICアグリ・ニュートリエンツ・カンパニーに対し、ブルー水素およびアンモニア生産の世界初の認証を発行したことを発表しました。これらの認証は世界初であり、クリーンエネルギーソリューションと水素およびアンモニアの高度な輸出能力を目指す両社にとって、大きな節目となることを意味しています。今回の認証は、エネルギー、航空、輸送、化学、肥料産業などの事業分野におけるアラムコとSABICアグリ・ニュートリエンツ・カンパニーの脱炭素化の取り組みを強化するものです。

ブルーアンモニアは、世界のエネルギー転換に大きく貢献する、新たなグリーン・エネルギー・スキームの一つです。アンモニア自体は天然ガスを使って製造されますが、それでもエネルギー生産の形態としてはより環境に優しいと考えられています。アンモニアと水素を「ブルー」と認証するためには、製造工程で発生する二酸化炭素の大部分を回収し、貯蔵または、下流工程で活用する必要があります。

テュフ ラインランド サウジアラビアのインダストリー&サイバーセキュリティ事業部 部長であるアシュラフ・サミールは、これらの重要な認証の発行について、「ブルーアンモニアは、水素発電にとってもう一つの大きなブレークスルーです。世界最大の総合エネルギー・化学企業であるアラムコがブルーアンモニアを初めて出荷したことで、クリーンで再生可能なエネルギーへの世界の移行は、単なる夢物語から現実のものとなりました。私たちは、お客様がカーボンニュートラルへの道を歩むために、これらの認証を発行したことを誇りに思います」と述べています。

さらに、「気候変動や温室効果ガス排出に関連する現在のグローバルな業界の課題により、テュフ ラインランドのサステナビリティへの取り組みをさらに強化するために、イノベーションのペースを加速させる必要があることを十分に認識しています」と述べました。

テュフ ラインランドは、SABIC アグリ・ニュートリエンツ・カンパニーの37,800トンのブルーアンモニアと、アラムコが100%所有する製油所の8,075トンのブルー水素の認証を発行しました。ブルー水素の製造は、2050年までに温室効果ガス排出量(スコープ1および2)をネットゼロにするというアラムコの目標に貢献することになります。

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