テュフ ラインランド、エリクソンと提携 - モバイル通信業界向け新サービスを開始
Japan | 18.05.2021
テュフ ラインランドは、通信事業者にモバイル通信インフラを提供するエリクソンと提携し、このたび新たなサービスを開始しました。このサービスは、3GPP標準規格に準拠した製品をグローバルに展開する企業にとって、大きなアドバンテージとなります。
サービスの中心となるのは「エリクソン・デバイス・ハブ(EDH)」というデータベースです。このデータベースを通じて、エリクソンとテュフ ラインランドの両社が、グローバル市場への製品投入に関連するすべてのサービスを無線通信機器メーカーに提供します。これにより、新製品の市場投入とマーケティングの複雑なプロセスを簡略化することが可能となりました。テュフ ラインランドは、昨年10月にエリクソンと提携して、このEDHの開発を行いました。そしてこのたび、サービス提供を開始しました。
「世界最大の通信技術プロバイダーの1つであるエリクソンと提携したことにより、無線通信およびIoTに関するテュフ ラインランドのサービスは今後さらに充実することになります。とりわけ、モバイル通信とその関連業界に対するサービスが充実し、その中には、コネクテッドカー、インダストリー4.0、スマートシティに関する製品を扱う企業に対するサービスも含まれます」とテュフ ラインランド 製品事業部 欧州地域セールスマネージャのスヴェン・セルマンは述べています。
エリクソンで通信機器・ネットワーク認証試験の責任者を務めるレアンドロ・モンテスデオカ=へンリケス氏は次のように述べています。「認証試験を熟知したテュフ ラインランドの専門家との協力を通じて、両社の長所を融合することができました。EDHは、モバイルブロードバンド機器に関するあらゆる情報をワンストップで提供することができます。対象はスマートフォンだけではありません。ミッションクリティカルな機器やインダストリー4.0に対応した機器も含まれます」
無線通信プロバイダーにワンストップでサービスを提供
テュフ ラインランドは、認証試験サービスの大手プロバイダーとして、モバイル通信・無線機器のメーカーに対してエンドツーエンドなソリューションを提供しています。各種規制に基づくあらゆる技術試験と認証をワンストップで提供し、世界規模でシームレスな製品投入をサポートします。エリクソンとの提携でグローバルな通信機器データベースの提供が実現したことにより、3GPP規格に準拠したネットワーク・モジュレーションの試験も可能になりました。これによりネットワーク環境が異なっても高品質なサービスを維持することができ、4G回線と5G回線間でシームレスな切り替えが可能になります。
2021年内は無料で利用可能
EDHの登録および利用は、2021年内は無料となっています。「2021年無料サービスを利用して、お客様には気軽にEDHにアクセスしていただき、できるだけ早くこのサービスのメリットを受けていただきたいと考えています」とスヴェン・セルマンは述べています。
<ご参考>
テュフ ラインランドのウェブサイト(英語)
Wireless / Internet of Things (IoT) - Global Testing and Certification
※エリクソン・デバイス・ハブ(EDH)に関するビデオもご覧いただけます。
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