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5G NR(28 GHz)用基地局向けの認証試験サービスを開始

Japan | 05.08.2020

テュフ ラインランド ジャパンは、高速・大容量、低遅延の通信が可能な第5世代移動通信システム「5G NR(28GHz)用基地局向認証試験サービス」を本日より開始します。

テュフ ラインランド ジャパンは、総務大臣より認可を受けた登録証明機関として、国内・海外製品をはじめ多くの電波法試験・認証の実績を有しています。本サービスは、第5世代移動通信(5G)のインフラに対するお客様からのご要望にお応えするため、電波法特定無線設備の技術基準適合証明・工事設計認証試験に対応した5G NR FR2 基地局認証の試験です。

【市場動向】
第5世代移動通信システムは、高速大容量(eMBB)、高信頼低遅延(URLLC)、多数同時接続(mMTC)の特徴をいかし、スマートフォンなどの無線通信ネットワークはもとより、交通、スマートシティ、医療などさまざまな業界に普及しつつあります。そして従来の5G NR向け周波数と新たな Local5G(*1)向けの周波数を活用し、自動運転、遠隔医療、工場自動化、AR/VRを活用した映像伝送などが実現され、5Gは幅広い産業を支えるものと期待されています。
(*1) Local5Gとは、工場施設内やその敷地内に自営ネットワークを構築し、自動制御やIoTなどを通じてさまざまな分野で普及することが期待されています。

【5G関連試験設備】
テュフ ラインランド ジャパンは、2018年に5G NR FR2のOTA試験で要求されるミリ波測定環境(大型ミリ波専用電波暗室、大型ターンテーブル、2軸アンテナマスト)、そして最高級上位機種の測定機器やFCC向けミリ波機材を活用した最新のミリ波試験設備を導入し、5G NR FR2基地局、端末の登録点検における実証実験局向け試験サービスを提供してまいりました。

この度、「5G-NR(28GHz)用基地局向けの認証試験サービス」を開始するにあたり、5G NR実験局試験向けのミリ波測定環境に加え、5G NR FR2 基地局向けにTRP(Total Radiated Power)測定に対応した自動認証試験システム環境を追加導入し、技術基準適合証明及び工事設計認証試験に対応できるように設備を拡張しました。

【無線試験・認証の実績】
テュフ ラインランド ジャパンはWCDMA、LTE基地局および端末、また5G NR FR1 基地局認証実績をはじめ、通信、医療、自動車など多岐にわたる認証サービスを展開し、試験仕様に関連する技術的サポートの実績があります。

認証試験で培ってきた経験もいかし、今後Local 5Gを展開される多くの新規参入企業に対して、LTE、5G NRをはじめ、Wi-Fi CERTIFIED 6™ 認証、Bluetooth認証などを含めた総合的な認証取得を全面的にサポートして参ります。


ご参考資料
【電波法種別】
5G NR(New Radio)は、電波法の特定無線設備において、FR1:3.7GHz帯/4.5GHz帯、FR2: 28GHz帯の陸上移動局は特定無線局(包括免許局)、FR1:3.7GHz帯/4.5GHz帯、FR2:28GHz帯の基地局についてはその他の無線局(免許局)に分類されています。

特定無線設備は、、総務省令で定められた小規模なエリアで用いられる無線設備で以下の3つに分類されます。
(1) 免許不要局(電波法第38条の2の2第1項第1号)
(2) 特定無線局(電波法第38条の2の2第1項第2号)
(3) その他の無線局(電波法第38条の2の2第1項第3号)

無線設備の種別
証明規則2-1-11-30 (5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用陸上移動局)
証明規則2-1-11-32 (5G-NR(28GHz帯)用陸上移動局)
証明規則2-1-11-29 (5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用基地局
証明規則2-1-11-31 (5G-NR(28GHz帯)用基地局)

関連サービス
通信端末・無線機器試験サービス


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