トレーニングセンター向けTVETサービス ― ドイツの格言「証拠は自信に勝る」
ドイツモデルの職業訓練は、世界で高い評価を得ています。政府間レベルでは、パートナー国との協議によってその構造をさらに発展させ、ドイツ式初期トレーニングと継続教育を自国に取り入れ定着させ、時には他の国でその国のニーズに内容を合致させた上でこれを実施するために協力し合う、そうした協定が増えています。
しかし、海外の職業訓練校がどうやってドイツのデュアル教育システムに基づいてその取り組みを客観的に評価・検証できるのかという課題が生まれます。
そこで、テュフ ラインランドの専門技能認証サービスと、教育機関および教育事業者向けのTVET認証がその課題のソリューションとなるのです。
- 個人認証「PersCert」
- 教育機関や技術施設における品質監査、安全監査という形での他分野の品質保証。
成果を文書化し、改善意欲を育てる
ドイツ式のデュアル教育システムによる資格制度の運用において豊富な経験を有する世界的なトレーニング事業者として、テュフ ラインランド アカデミーは、組織的な品質管理システムとそのコンテンツを用いて、アセスメントと認定基準を提供します。これによって海外の専門学校や教育機関は、その取り組みに即した評価システムを確立することができます。これは、外部からは学習成果のエビデンスとなる証明書、そして内部からは改善の意欲を掻き立てる仕組みを確立するものとなります。重要なのは、デュアルシステムによるトレーニングの実践に求められるすべての要件と仕組み、そして証明書です。その業務の全体像を示すのか、トレーニングの中核部分のみを実施するのか、そのどちらにでも対応可能です。 教育機関と企業の関係等、デュアルシステムの中心的な面には特別な重みがあります。
TVETにおける品質保証と技能評価のサービス内容
- トレーナーまたは受講者個々の能力評価
- 研修施設とその施設が実践的なトレーニングに対応可能かどうかの評価
- 技術的な設備機器が安全に設置され、また安全に運用されているかの検証
- DIN EN ISO/IEC 17024に基づくPersCert TÜV との協業による専門技能の評価・検証に用いるテストシステムの定義
- 学校等の教育機関に向けたデュアルシステムに基づく品質基準策定へのアドバイザリー
- 専門技能の評価基準定義から実際のテストまでの 個人認証 制度設計
デュアルシステムの目的と要件はドイツの基準に従って絶えず検証されているため、評価と認証システムの確立は企業等のトレーニング施設にさまざまなメリットがあります。
- トレーニング対象とする技能とその資格、それに関連する評価基準の定義
- トレーニング対象技能の質に関する評価基準定義
- 関連する法令の要件確認
- 資格取得の前提条件と資格内容の定義
- 評価プロセスと審査基準の策定
- 試験におけるルールの定義
- 受験者に対する理論的で実践的な試験
- 合格者への証明書発行
- 技能維持の証拠となる再認定制度