電池試験設備

KTACは、充実した最先端のバッテリー試験設備を備えており、リチウムイオンバッテリーをはじめとする高エネルギーデバイスの評価を行っています。KTACの試験装置は高度な安全機能を備えており、異常条件や異常環境下 (HALT/DVT)における危険な試験を安全に行うことが可能です。

電気自動車やハイブリッド車、蓄電システム(ESS)、高エネルギーデバイスなど幅広い用途の電池に対応した試験サービスを提供します。テュフ ラインランドは試験を通じ、急速に発展する蓄電・エネルギー技術をサポートいたします。

高性能電池、蓄電システムの評価、試験に関する質問や疑問、ご依頼がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・過酷試験施設の高度な安全性
・最先端の試験設備
・ISO 17025/ KBA/ SII の認定ラボ
・試験設備にて、技術サービスの提供が可能
・電池試験に関わる幅広いサービスを提供(「主な試験設備」を参照ください)
・国内／国際安全規格の専門家が対応 (規格策定にも参画しています)
・日本最大の蓄電システム専門の試験設備
・主要な自動車メーカーや大手電池メーカーがKTACの試験サービスを利用
・製品にあわせた試験機器の構築など、製品の開発フェーズに合わせた柔軟な対応が可能

• 法的規制 - 電気用品安全法 (非対象品もTUV-Sマークの発行が可能)
  関連規格：JIS C 8712、JIS C 8713、JIS C 8714 など
• 輸送安全のための事実上の規制
  国連危険物輸送マニュアル UN 38.3 (国際連合欧州経済委員会 UNECE)
• 電気自動車向けREESS (バッテリーシステム)に関する安全要求事項
  R100.02 (UN規則 No.100.02)
  ※KBA Accreditation: ドイツにおける型式認証の当局であるドイツ政府自動車局より認定を受けています。
• 電動バイク向けREESS (バッテリーシステム)に関する安全要求事項 「UN ECE R136」
• 定置式蓄電システム補助金対象基準
  電池工業会規格SBA S1101、JIS C 8715-2
  ※テュフ ラインランド ジャパンは、定置用リチウムイオン蓄電池補助金制度の指定認証機関として登録されているため、リチウムイオン電池がKTACで評価・認証されれば、定置用蓄電池システムの補助金申請をする際に電池部分が要件を満たしている証明となります。
• その他各国規格(例)
  • IECの規格に基づき、CB証明書の発行が可能
    IEC 62133-1、IEC62133-2、IEC 60086-4
  • UL 1642、UL 2054、UL1973、UL2271、UL 2580、SAE J2464、FreedomCAR

発煙、発火、大型バッテリーの爆発にも耐えられる防爆試験エリアをはじめ、様々な環境試験設備など、最新かつ高性能な設備を取り揃えています。

各試験機器の写真とスペック、特徴については 下記試験設備にてご確認ください。

安全性試験用チャンバー

バッテリー安全性試験を行うための防爆試験エリア

発煙、発火、爆発を伴う試験に対応

CO、H2、温度、IRセンサーが発煙・発火を検知

内寸：W 4000 x D 4000 x H 3500mm - 1室

内寸：W 4000 x D 4000 x H 3000mm - 3室

• アルゴナイト噴射システムにて自動消火
• 発生ガスは乾湿スクラバーシステムで除害
• 大型バッテリーの爆発にも耐えられる防爆設計

振動試験機

周波数：5～2000Hz

定格加振力：60kN

最大速度：1.8m/s

最大振幅：63.5 mmp-p

水平補助テーブル：W 900 × D 900mm

垂直補助テーブル：W 700 × D 700mm

その他：衝撃試験も実施可能(50g11msecなど)

■対応可能規格例

ISO 12405-1
IEC 62133
IEC 62660-2
IS C 8712
JIS C 8713
UN38.3 T3
UL1642
QC/T 743
PSE

落下式衝撃試験機

最大加速度：1000G

最大サンプル質量：181kg

テーブル寸法：W 610 × D 610mm

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62133
JIS C 8714
JIS C 8712
JIS C 8713
QC/T 743
UN38.3 T4
UL1642
PSE

過充電/強制放電試験機

最大電流：800A (電圧20V)

最大電圧：500V (電流23A)

・上記以外の仕様も相談の上対応可能

試験時雰囲気温：常温～57℃

試験ボックス内寸：W 1300 x D 1130 x H 906mm

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62133
IEC62660-2
JIS C 8712
JIS C 8715-2
UN38.3 T8
UN38.3 T7
UL1642
QC/T 743
PSE

圧壊試験機/釘刺し試験機

最大加圧力：250 kN

圧壊、釘刺し速度：0.1～10mm/sec

試験時雰囲気温：常温～50℃

試験ボックス内寸：W 600 x D 600 x H 680mm (治具寸法除く)

• 先端ジグ形状を変更し、各種規格試験に対応

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62133
IEC62660-2
JIS C 8712
JIS C 8714
JIS C 8715-2
UN38.3 T6
UL1642
QC/T 743

外部短絡試験機

外部抵抗：0.5mΩ～100mΩ

許容電流：12500A / 32sec

試験時雰囲気温：常温～57℃

試験ボックス内寸：

最大：W 1300 x D 1130 x H 906mm

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62660-1
JIS C 8711
QC/T 743
JIS C 8715-2
UN38.3 T5

充放電試験機

セル：5V/980A (最大)

モジュール：100V/600A (最大)

• 総計100チャンネル以上保有

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62660-1
JIS C 8711
QC/T 743
JIS C 8715-1
UN38.3 サイクル劣化

恒温槽

温度：-40℃～100℃

内寸：W 1000 x D800 x H 1000mm

W 700 x D 700 x H 950mm

W 600 x D 800 x H 850mm

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62660-1
JIS C 8711
QC/T 743
JIS C 8715-1
UN38.3 サイクル劣化

恒温恒湿層

温度：-40℃～100℃

湿度：20～98％RH

内寸：W 600 x D 500 x H 600mm

■対応規格例
ISO 12405-1

ESPEC Chamber

温度：-40℃～180℃

湿度：最大98%

内寸：W1100 x D1000 x H1000mm

Weiss Chamber (ウォークインチャンバー)

温度：-65℃～120℃

湿度：最大95%

内寸：W3700 x D3200 x H2500mm

ドア寸法：W2000 x H2500mm

熱サイクル試験槽

温度：-40℃～100℃

昇温（降温）速度：-40℃⇔80℃/30分以内

最大サンプル質量：100kg

内寸：W 1000 x D 800 x H 1000mm

■対応規格例
ISO 12405-1
IEC 62133
IEC 62660-2
JIS C 8712
JIS C 8715-2
UN38.3 T2
UL 1642
UL 1973
SAE J 2464

熱衝撃試験機

高温槽：60℃～200℃

低温槽：-65℃～0℃

※0℃から60℃範囲の熱衝撃試験は実施不可

遷移時間：1分以内

内寸：W 650 x D 400 x H 500 mm

■対応規格例
IEC 62133
IEC 62660-2
JIS C 8712
JIS C 8714
JIS C 8715-2
UL1642
C/T 743

減圧試験槽

温度：10～80℃

気圧：101.3～10.1kPa

内寸：W 800 x D 700 x H 800mm

■対応規格例
IEC 62133
JIS C8712
UN38.3 T1
UL 1642
PSE

PEC社製充放電装置 (セル用 – Type ACT0550)

5V/50A 40ch (5V/100A 20chなどの対応も可能)

試験時間の大幅な短縮：恒温槽との温度同期、各セルのSOCを自動で調整、読み込み可能

各セルの実用量に基づいた特性試験

高精度、高確度で試験可能

• 電流制御/電圧精度 +/-0.03% (フルスケール)
• 電流立ち上がり速度 1msec (オーバーシュートなし)
• サンプリング 1msec可

ガス捕集システム (耐圧容器)

Fraunhofer ICT製

耐圧：最大30bar

内寸：Φ508mm (150L)

対応試験：ヒーター加熱、過充電、過放電、外部短絡、釘刺し

• 1試験、最大8回までガス捕集可能

高電圧・大容量DC電子負荷システム (NHR – 4760-24)

600V/1200A/24kW

高電圧が必要とされる大型バッテリーパックの放電試験、容量試験など

高電流が必要とされる鉛蓄電池のクランキング試験など

強制内部短絡試験

電池内に導電性の異物が混入した場合を想定した試験であり、分解した電池内にニッケル小片等を故意に混入させることで内部短絡を再現

対応規格 JIS C 8714、JIS C 8715-2など

振動試験機＋高温恒湿試験槽：
周波数：5～3000Hz
定格加振力：16kN
最大速度：2.2m/s
最大振幅：51 mm p-p
水平補助テーブル：W 630 × D 630 mm
垂直補助テーブル： W 500 × D 500 mm

恒温/恒湿試験槽：
内寸: W 1000 x D 1000 x H 1000
動作温度範囲: -40 ～ +150 ℃
動作湿度範囲: 20%～95% RH
温度変化速度:-40 ～ +150 ℃ の範囲を190分以内で昇温/降温が可能 (但し変化率は一定ではない)

6つのステップで受託試験を提供します。

1. お問合せ
2. イントロダクションミーティングの開催
3. お見積り用の必要書類のご記入・提出
4. お見積書発行
5. ご依頼、サンプル送付
6. 試験・試験結果連絡、レポートの発行、請求書発行・送付

※上記の手順と異なる場合があります。お問合せください。

高性能電池、蓄電システムの評価、試験に関する質問や疑問、ご依頼がございましたら、お気軽にお問い合わせください。